須恵器小瓶

¥180,000

須恵器小瓶
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須恵器小瓶
須恵器小瓶
  • 地域/時代 日本 / 奈良時代, 8世紀頃
  • サイズ H9.5×W6.7×D5.0㎝
  • 状態 口に欠け
  • 付属品 桐箱
  • 品番 51

ちょうどお饅頭か?大福か?といった大きさの須恵器瓶です。

片面はこんもりと盛上がり、反対側は扁平。扁壺のような形をしています。その形状も愛らしく、思わず手に取りたくなる姿。

須恵器にはこのような扁壺型の瓶がしばしばあり「提瓶」などと呼ばれます。今でいう水筒の役割を果たしたものです。この瓶も形状的には提瓶のようですが、通常両脇に耳が付けられることが多いのに対して、本作には耳がなく、なによりこの小ささです。

実用品というよりは、祭器だったのではないかと想像します。

焼成の過程で松葉を窯に入れることで表面を炭化させ、灰色に仕上げるのが須恵器の特徴。発掘品特有のカサカサとした質感がなく、深い灰色を呈して鈍く輝き、その艶にもまた惹かれるものがあります。

花映りも抜群な須恵器。高さ10㎝にも満たない大きさは、野の花を一輪挿すのがちょうど良いくらいです。
高台はなく自立しませんので、円形の座布団を作りました。これで置き花として座り良く飾ることができます。

あるいは、首の部分に蔓や革紐を括り付けて垂髪に取り付ければ、掛け花にすることもできます。

ラッパ状の口が大きく割れています。その欠けもまた風情。ぜひ楽しんでください。

店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です

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