李朝染付梅文四方水滴
¥250,000
- 地域/時代 朝鮮時代19世紀
- サイズ H2.5×W5.2×D6.4㎝
- 状態 良好
- 付属品 桐箱
- 品番 43nk-116
長方形に端正に形作られた、李朝後期の染付水滴です。四角く取られたそれぞれの面を小さな絵画の画面に見立て、上面と側面に異なる文様を描き分けています。器形そのものの簡潔さと、限られた面の中に細やかな絵付けを施した趣が魅力的な一品です。

上面には、すっと伸びる梅のひと枝が描かれています。直線的で硬質な梅の枝の特徴をよく捉えながら、枝の先には可憐な花を咲かせています。特に目を引くのが、蕾の描き分けです。今にもほころびそうなもの、まだ固く閉じたものなど、それぞれの蕾を細やかに描き分けており、小さな画面の中に梅の枝がこれから花開いていく様子まで感じさせます。簡潔な筆致の中にも、よく学んだ絵付師の観察力がうかがわれます。

四つの側面には、簡略化された宝文がそれぞれ配されています。上面の梅文とは趣の異なる幾何学的な文様を組み合わせることで、四角い器形によく調和した画面構成となっています。

白磁は李朝後期らしい、澄んだ青味を帯びた色調。そこに染付の青が清々しく発色し、白と青のコントラストが爽やかな印象を与えます。
李朝後期の水滴として典型的な器形と意匠を備えながら、梅の枝や蕾の描写には見どころが多く、眺めるほどに細やかな仕事に気づかされます。小さな器の中に一枝の梅を楽しむような、愛らしさと清々しさを併せ持つ水滴。
欠けや目立つ傷のない状態も良好な一作です。
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
来店予約