高取掛分筒茶碗
- 地域/時代 日本 / 江戸時代
- サイズ H9.6×W10.2×D10.2㎝
- 状態 良好
- 付属品 桐箱
- 品番 43nk-060
佐賀県岸岳山麓で朝鮮陶工が唐津焼を創始してから僅かに遅れ、福岡県鷹取山の麓にて、黒田長政が連れ帰った陶工、八山(八蔵重貞)により創始したのが高取焼の始まりです。

高取焼の代表的な意匠といえば、鉄褐色と白濁色の釉薬で左右を掛け分けたもの。よほど人気があったためか、茶碗をはじめ向付や手鉢など様々な品目が掛分で作られています。

本作は明快なコントラストが印象的な掛分の筒茶碗。
二種の釉薬が入り乱れているような掛分けもよく見かけますが、本作ははっきりとコントラストをつけたかったのか、境目を縦に均した痕跡も見られます。
御物袋が付属し、漆箱には金で「高取焼」と見出しが描かれています。
元々茶道具として作られたものですので、大きさも申し分なく、なおかつ瀟酒な意匠をお楽しみ頂ける一碗です。
✳︎この作品の掲載期間は12月20日12:00までとなります。
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
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