李朝白磁文字入皿
- 地域/時代 朝鮮半島 / 李朝時代後期
- サイズ H4.7×W16.8×D16.8㎝
- 状態 裏面縁に銀直しあり
- 付属品 桐箱
- 品番 41nk-55

見込みに「進」の一文字が書かれた李朝の皿をご紹介します。
サイズは控えめですが、堂々とした見事な一字。
19世紀らしい青みがかった白磁の肌でサッパリとした印象。
器体は厚く、手に取るとずしりと重さを感じます。

元々は祭器として用いられていたもので、格調と品格を兼ね備えています。
祭器で文字が書かれているものというと、足に高さのある台鉢がよく知られていますが、このような皿(盤)のタイプも用いられていました。
径約17cmで大きすぎず小さすぎず、お使いいただくのにぴったりのサイズ。
シンプルな白磁ゆえにどんな料理も引き立ててくれるでしょう。
この時代特有のやや碗なりの器形なので、汁気のあるものを載せても安心ですね。
いわゆる“皿”のなかでは少し高さがあるので、テーブルでゆるやかな抑揚をつけてくれるでしょう。

高台の脇に沿ってハングルが刻まれています。
分院で製作された陶磁器のなかには、このように底に鏨(たがね)でハングルが彫られた一群の作品が存在します。
その内容は製作された年代や、納品先や倉庫名、製作の経緯など多岐にわたります。
ただし、高温で焼成されるため、文字の判読が難しい作例が多く、今回のものも判読には至りませんでした。


向かって右側の縁に1×1.5cmほどの銀直しが1箇所のみあります。
表からはあまり目立たない場所なのと、落ち着いた色味の丁寧な直しですので、あまり気になりません。
他のうつわとも喧嘩せず、普段の食卓にも取り入れやすいお皿です。
お造りもいい、焼き野菜もいいなと食欲をそそるうつわ。
お菓子を盛るのもいいですね。
[担当|深谷愛]
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
来店予約