ローマングラス切子瓶
- 地域/時代 トルコ周辺 / 8-9世紀頃
- サイズ H7.5×W5.9×D5.7㎝
- 状態 良好、全体に銀化
- 付属品 桐箱
- 品番 41nk-40
ローマングラスと呼ばれる古代ガラスです。
1世紀末頃、エジプトのアレキサンドリアからイタリアへと工人が渡ってきたことからはじまったローマングラス。その技法が東方へと拡大し、ササン朝ペルシャ、初期のイスラムへと引き継がれてゆきます。
ローマングラスは、骨董市場ではそれなりに数が多く、珍品というわけではありません。仕入れの場に行くといつも1つは出ている…そんなイメージです。
たくさんのローマングラスを右から左に見ていると、たまに「お!これは…」と感じるものがあり、そんな品に出会った時には買うようにしています。
円筒形の胴部にまっすぐ伸びる首、器壁の程よい厚みから、8-9世紀ごろのトルコ周辺のものと考えました。
胴部と首は、縦方向に面を取った切子状となっています。どっしりとした寸胴の形と縦のラインを強調した意匠の相性がよく、切子の効果によって光の屈折が生み出されています。
真珠貝色に輝く銀化は、ガラスの風化現象のひとつ。ガラスの表面に土中の水分等が付着して反応を起こすことで、金銀に輝く雲母状の層が生まれます。
人の操作が効かない偶然の産物のため、その輝き方も個体により様々。はるか遠い土地、時代に誘ってくれるような不思議な力を感じさせる眩さです。
コンディションは非常によく、程よく厚みもあるため扱いもしやすい状態。水を付けると銀化は剥がれてしまいますので、その点はご注意ください。
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
来店予約