高麗土器瓶
口から胴にかけて、細くくびれたしなやかなラインが美しい高麗土器瓶。
器壁が薄いこのような金属器を模した下蕪形の器形は、高麗時代の要素が強く、新羅土器の伝統を引き継いで高麗時代の初めに制作されたものと思われます。
口部に古い欠けが大小3箇所ありますが、
それ以外は状態が良く、直接水を入れても漏れることはありません。
口が細いので、花を活けやすいところも嬉しいです。花器を選ぶ際にはつい考えてしまうポイントになりますよね。
土器特有の素朴な膚合いは、野花を美しく引き立たたせてくれます。