藍柿右衛門花文猪口
¥70,000
- 地域/時代 日本 / 江戸時代17世紀後半
- サイズ H6.4×Φ8.0㎝
- 状態 良好
- 付属品 桐箱
- 品番 38nk-118
華やかな藍柿右衛門の猪口。
柿右衛門らしいハッとする白さの肌。
その純白の器体の上に、鮮やかな藍の色で上品に花文様が描かれています。
“柿右衛門”というと色絵が有名ですが、このように、染付だけで描かれた柿右衛門様式を藍柿右衛門と呼びます。
5面を飾る花文様は、瓔珞文を意匠化したようにも見える大変華やかなもの。
丁寧な絵付けから、上手の猪口であることがわかります。
華やかな表面に変わり、内側はすっきりとした無地。そして高めの高台に巡らされた輪線――余白を十分に活かしており、凛とした印象です。
器を真上から見ると、まるで一輪の花。
このような器の形を稜花(りょうか)と呼びます。
器体に規則的な切り込みを入れ、その花びらごとに口縁の先端を尖らせ、上から見た際に花に見えるようになるフォルムのことを指します。
タイトルは「猪口」としていますが、湯飲みとして、また、向付としてお使いいただくのもいいのではないでしょうか。
華やかで気品ある猪口。
コンディションも良く、おすすめの一品です。
(担当:深谷愛)
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
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