金銅阿弥陀如来立像
- 地域/時代 日本 / 鎌倉時代
- サイズ H4.3×W1.3×D1.3㎝
- 状態 良好
- 付属品 桐箱
- 品番
まず驚かれるのは、その小ささかもしれません。
高さは四センチあまり。掌にそっと乗るほどの大きさです。
けれど、実際にご覧いただくと「小さいのに、ここまで彫るのか」と感じていただけると思います。衣紋線はくっきりと明瞭で、胸元から裾へ流れる線もとても細やかです。鎌倉時代らしい、引き締まった造形が、この小さな像の中にきちんと収まっています。

鍍金もよく残っています。黒味を帯びた地に、ところどころ柔らかく光る金。その控えめな輝きが、かえって時代を経た金銅仏の美しさを静かに伝えてくれます。

背面は簡潔な仕上げですが、輪郭はすっきりと整い、頭部と体躯のバランスがよいことがよく分かります。正面から見たときの安定感は、この比例の良さに支えられているのでしょう。

足元の蓮台にもご注目いただきたいところです。小ぶりながら蓮弁がきちんと刻まれ、像全体を引き締めています。像と台座が一体となって、ひとつの完成した姿を形づくっています。

持仏として身近に置かれていたのでしょうか。
掌中の仏と呼びたくなる大きさですが、造形の密度は実に豊かです。小像の中に凝縮された鎌倉の気配を、静かに味わっていただける一躯です。
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
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