古九谷鶺鴒図蕾形皿
- 地域/時代 日本 / 江戸時代17世紀
- サイズ H2.8×W14.9×D12.9㎝
- 状態 縁に直しあり(写真と本文をご参照ください)
- 付属品 桐箱
- 品番 5-6
向付としてもぴったりな古九谷のお皿をご紹介します。
この皿の見どころはなんといってもこの愛らしい絵付けでしょう。

中央に岩場にとまった双鳥の仲睦まじい様子が描かれています。
一羽はすやすやと眠っており、一羽はピンと立てまるで周りを警戒しているかのよう。
尾長なので鶺鴒(せきれい)かと思われます。

余計な要素を加えず、余白を活かしたシンプルで瀟洒なデザイン。
蕾形の角ばらず丸みを持ったうつわの形に加え、二羽の表情も相まって穏やかで愛らしい雰囲気をまとっています。
縁取りも効いています。

ご覧いただくとわかる通り、裏面も非常に丁寧な作り。
花唐草文を染付であらわしています。
高台内には圏線をめぐらせ、中央には角形の枠のなかに「福」字の銘、いわゆる「角福銘」が入っています。


向かって左側、縁に沿って2cm程の直しとその周囲を塗った跡があります。肉眼で見てもほとんどわからず、目立ちませんので、お使いいただくにも、鑑賞にも問題ありません。
丁寧に補修されており、大切にされてきたのが伝わってきます。
また、全体に磁貫がうっすらと見られます。焼成時のものなので傷とはみなしませんが、念のために記載いたします。

向付として刺身や和え物を盛り付けるのもいいですね。
すっきりとしたデザインなので、どんなお料理でもよく映えるでしょう。
とても作行きの良いものですが、直しがあるため、価格を抑えてご紹介します。
ぜひこの機会にお手元でお楽しみください。
[担当|深谷愛]
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