斗々屋茶碗
¥272,727
- 地域/時代 朝鮮半島 / 朝鮮時代初期
- サイズ H4.9×W13.5×D13.5㎝
- 状態 良好
- 付属品 桐箱、仕覆(丹波布)
- 品番 42nk-100
秋の情景を思わせる景色の斗々屋(ととや)茶碗です。
もとは、朝鮮の地方窯で量産された日常使いの器が、 日本の茶人の目にとまったことで茶の湯で使われるようになった斗々屋茶碗。

本作はそのなかでも浅く開いた形が平ととやに類する形状です。鉄分の含有量により発色に幅のある高麗茶碗ですが、本作は赤みが強い枇杷色をしています。しっとりとした光沢が麗しく、一部青みを帯びた斑状の変色も豊かな景色です。

やや小ぶりの手に収まる大きさも、控えめな茶碗の雰囲気とよく合っているように思えます。
気を衒ったところのない素朴な姿。
もちろん茶席でも良いですが、自分のために点てる日々の茶には、こんな茶碗を使いたいなぁと思えるお茶碗です。

古い書付が付属しています。
仕覆は濃茶色が茶碗の色調と調和した丹波布で誂えています。
[担当|大塚麻央]
✳︎この作品の掲載期間は12月20日12:00までとなります。
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
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