李朝白磁馬上杯
¥500,000
- 地域/時代 朝鮮半島 / 朝鮮時代19世紀
- サイズ H12.0×W12.5×D12.5㎝
- 状態 良好
- 付属品 桐箱
- 品番 41nk-016
馬上杯とは、手で支える高台部分が長い杯のこと。馬上で杯を交わす騎馬民族によってもたらされたものと考えられています。
すらりと長く立ち上がる脚に対して、碗の部分はたっぷりとした大きさ。プロポーションが非常に良く、美しい立ち姿。白磁の色も明快で、清廉な趣に花もよく映えます。
朝鮮時代の馬上杯は、粉青沙器、初期白磁の時代には端反りの碗がつきますが、このように縁がやや内側に収まる自然な形は、後期に特徴的な形状です。
馬上杯は古代中国を起源とし、朝鮮半島、日本と伝わるなかで茶碗として茶湯にも取り入れられるようになりました。本来は季節を選びませんが、「馬」に因んで初午の頃(2月最初の午の日)や端午の節句に用いることも多いようです。
見込みには染付で「富」の一字。
一服終えると、ふと幸福感に包まれます。
店舗で実物をお手に取っていただくことが可能です
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